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 ■大企業の訴訟記事、今後も

 朝日新聞の社会面は以前から「クールジャパン機構」の訴訟など、企業間の紛争をていねいに取り上げていることに感心していた。これに限らず、東京ディズニーランドの着ぐるみ損害賠償訴訟など、大企業が被告となる訴訟を丹念に調べて報道している。今後も大企業が被告となる紛争を遠慮することなく、どんどん報道していってほしい。その際は、図表やイラストをふんだんに使ってほしい。これがあることで、理解を助けてくれるからだ。

 (青谷賢一郎 45歳 東京都)

 ■テーマ、結論まで追って

 社会面の記事はその時、世間で話題になっていることや、読者が大きな興味を持っているテーマが対象になるだけあって、ややもするとやじ馬的になりがちだ。取り上げたテーマはことの経緯に配慮しつつ、しばらくの間同じテーマを追いかけ、状況の変化、結論を紹介するよう心がけてほしい。その点、「加計理事長を告発 今治の住民ら」の記事は評価している。モリカケ問題が解決したかのような現状に不満を持っていたので。引き続き期待している。

 (坂東昭子 74歳 埼玉県)

 ■記者の熱量伝わってくる

 私にとって社会面は1面に匹敵する。まず社会面をざっと見渡して見出しに目を通すと、テレビで報じられたキーワードがいたるところで目に入る。映像や音声で得た情報は一瞬の間に通り過ぎてゆく。しかし改めて文字で認識すると理解がより一層深まるので、多面的な視点を持つことに役立っている。社会面は登場人物の人柄まで推し量られるほど丁寧だと感じられることがある。記者の熱量が伝わってくる記事も多く、ついつい何度も読み返してしまう。

 (広津翠 41歳 長崎県)

 <社会を映す鏡でありたい>

 社会面には、事件・事故や災害、不祥事など社会で起きている様々な問題が載っています。社会を映す鏡でありたい、社会で起きている問題を読者と共有したいという、社会面に対する私たちの思いは、いつの時代も変わりません。

 日々、読者に届ける新聞ですので、その日のニュースやライブ感を重視しています。最近では、日産のゴーン前会長の逮捕の瞬間を生々しく伝えた記事が高く評価されました。世の中の変化や話題となっていることにも、敏感に反応するようにしています。

 一方で、新聞の大切な役割の一つが、権力の隠れた不正や疑惑を掘り起こす調査報道です。森友学園や加計学園の一連の問題が、最近の代表例です。埋もれた事実を掘り起こすには、幾重にも取材を積み重ねる必要があり、時間もかかりますが、引き続き力を入れていきます。

 インターネット上には個人のつぶやきや映像があふれ、中には真偽の定かでない情報もあります。以前にも増して、私たちは、より早く、正しくニュースを報じ、その意味や背景をよりわかりやすく伝えることが必要だと感じています。

 (東京社会部次長・龍沢正之)

 ■関心の高かったテーマ(11月19日~12月14日)

(1)外国人労働者受け入れ問題 136件

(2)日産ゴーン会長逮捕     95件

(3)防衛大綱改定        39件

(4)秋篠宮さま記者会見     36件

(5)官民ファンド高額報酬問題  31件

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 この欄はクイックモニターのみなさんから朝日新聞紙面について寄せられたご意見のうち、ニュース・テーマ別に整理して数が多かった上位5件を紹介します。原則、前週までの1カ月間にお寄せいただいたご意見が対象です。(1)については「入管法審議 記者が振り返る」の記事が取材現場からの生の声で参考になったとの感想が複数寄せられました。(3)では「多機能の護衛艦」が憲法上、許される解釈なのか詳しく報じて、との声がありました。

 ◇東京本社発行の朝刊14版、夕刊4版をもとにしています。

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 公募で選んだ300人の読者の皆様に「紙面モニター」をお願いし、毎週、お寄せいただく意見の一部を紹介します。「関心の高かったテーマ」は、毎日、意見を届けていただく約80人の読者「クイックモニター」の皆様からのメールを集計しています。

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