(危機の時代の詩をたどって:1)弁天橋の死、生への意思

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 約50年前。危機は今よりも明確なものとして認識されていた。強大なる権力が生み出すものとして……。

 1967年10月8日、そのニュースを知った佐々木幹郎(みきろう)(71)は「次に死ぬのはおれだ。それしか怒りを表す方法はない」と思った。佐々木は詩人としてデビューする前で19歳、浪人生だった。

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