[PR]

 英国のエリザベス女王(92)の夫であるフィリップ殿下(97)が17日、車を運転中に別の車と衝突する事故を起こした。だが、その2日後にはシートベルトを締めずに運転する姿を報じられ、事故の相手方が「非常に鈍感」と反発し、殿下の訴追を求める騒ぎになっている。

 事故が起きたのは17日午後3時ごろ。英東部サンドリンガムで、殿下が運転するスポーツ用多目的車が私道から幹線道路に出た際、乗用車と衝突。殿下は無傷だった。一方、乗用車を運転していた女性(28)は足に切り傷を負い、同乗していた女性(46)は手首を骨折。車には9カ月の男児もいたが、けがはなかった。

 その2日後の19日、殿下が同種の車をシートベルトを締めずに運転する姿が写真つきで報じられると、手首を骨折した女性の怒りが爆発。殿下は病院で入念な検査を受けたのに自分には同様の検査はなく、警察からも事情を聴かれなかったとして、「地位によって扱いを変えるのか」「殿下に責任があるなら訴追されるべきだ」と訴えた。

 殿下は一昨年夏に単独の公務から引退。英国では殿下のように運転免許を持つ90歳以上が約10万人おり、事故を受けてその是非が議論になっている。(ロンドン=下司佳代子)

 <訂正して、おわびします>

 ▼23日付国際面「97歳の英殿下 ベルトせずドライブ」の記事の写真説明で、「車を運転するフィリップ殿下」とあるのは、「車に乗るフィリップ殿下」の誤りでした。翻訳を誤りました。

こんなニュースも