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 東日本大震災で人口の1割が犠牲になった岩手県大槌町(おおつちちょう)。その震災前を映した記録映画の製作が進んでいる。1980年代から大槌の姿を映像に収めてきた黒田輝彦さん(74)は「できるだけ多くの人が映っているようにして、大槌の人たちに喜んでもらえる映画にしたい」。今春の完成を目指し、支援を募っている。

 黒田さんは遠洋マグロ漁船やカツオの一本釣り船などに乗り込んで記録映画を撮り、漁港や漁村で巡回上映会を続けてきた。大槌もその一つで、81年の上映を機に地元の印刷会社が映画を応援してくれるようになり、たびたび訪れるようになった。

 映像には、大槌湾でカツオ漁船に餌を積み込む光景や、震災前の駅舎などが収められている。98年の秋祭りで「手踊り」や「虎舞い」と呼ばれる民俗芸能を楽しむ様子も。個人的なつながりで撮った映像が多く、人々が生き生きと映っている。

 震災直後も記録映画として編集することを考えたが、「あまり見たくない」という人もいたため、すぐ作業する気にはなれなかった。あれから8年、自身が5年前から腎臓病の治療で透析を受けていることもあって、改めて製作を決意した。「お世話になった方たちに震災の時に何も援助できなかった。自分ができるうちに恩返しがしたい」(伊勢剛)

 《目標額》300万円

 《特典例》1万円の支援で鑑賞券2枚とDVD、エンドロールに名前掲載など。詳細は、http://t.asahi.com/v4j4別ウインドウで開きます。予告編動画も掲載中。

 ■大谷採石場跡で音楽を

 石の街として栄えた宇都宮市大谷町(おおやまち)の採石場跡地・稲荷山で3月30日に音楽イベントを開く。絶景スポットとして知られ、結婚式などで使われたことはあったが、私有地で一般には非公開だった。地元住民らによる実行委員会が支援を募っている。

 《目標額》100万円

 《特典例》1万円の支援で大谷石でつくったオリジナルロゴ入りの記念コースター、入場券5枚。詳細は、http://t.asahi.com/v4jt別ウインドウで開きます

 ◇クラウドファンディング「A-port」(エーポート、電話03・6869・9001、平日午前10時~午後5時)のプロジェクトを紹介します。5千円以上の支援は現金書留でも受けつけます。

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