(ひととき)追憶のオルゴール

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 次男が小学生のころ、工作の時間に作ったオルゴールを持って帰ってきた。ネジを巻くと、素朴な木の人形がピアノの前でリズミカルに腕を上下させ、曲を奏でた。

 次男は落ち着きに欠け、「お子さんが教室中を乱します」と、先生からたびたび苦言をちょうだいするような子だった。そんな子が一生懸命に作り上げたと思うと…

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