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 ピエール瀧被告の出演で話題になった映画「麻雀放浪記2020」が公開された。封切りまで内容が伏せられていたが、閉塞(へいそく)した現代日本をあざ笑う下品でチープなコメディーだった。監督の白石和彌はデビュー以来、称賛と罵倒を浴びながら、問題作ばかり連打してきた。この男、一体何者なのか。

 「コメディーはこうでなくちゃ」「思わずニヤリ」「なにもかもがクソ」「この監督を軽蔑する」……。映画ドット・コムのレビューには激しい賛否の言葉が並ぶ。これほど観客の感情を波立たせる映画も珍しい。

 戦後の焼け跡を背景にした阿佐田哲也の小説から、主人公たちの名前を借りたオリジナル。坊や哲(斎藤工)が1945年から2020年にタイムスリップする。そこには、懲りずに戦争をやってしまった日本の荒廃した風景が広がる。東京ゴリンピックは中止され、人々は政府の監視下に置かれている。「自衛隊の国軍化」「憲法改正」に反対するデモ集会を、警察が暴力で抑え込む。非常に深刻な状況だが、物語は思い切り安っぽい。

 「この仕事、一瞬断ろうかと思…

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