スポーツテーマ、意見交わし提言 こども新聞サミットに37人
全国の「こども新聞」の読者代表が集まって考える「こども新聞サミット」が3月26、27日に東京都江東区の日本科学未来館で開かれた。「スポーツを楽しむためには」をテーマに、27紙・37人の小学生が参加した。初日は鈴木大地・スポーツ庁長官が基調講演した後、こどもたちが六つの分科会に分かれて意見交換。2日目に再びみんなで集まって提言をまとめた。
朝日小学生新聞のこども記者として参加したのは末木里穏さん(6年)と小田泰次郎さん(5年)で、「障がい者スポーツを楽しむには」を考える分科会に参加した。車イスのラグビー「ウィルチェアラグビー」の練習を見学し、選手たちに実際に取材したり、競技で使う車イスに乗る体験をしたりした。その上で「取材で感じたこと」「競技を広めるためにできること」などを話し合った。
2日目の全体討議には元マラソン選手の増田明美さんがパネリストとして参加。「スポーツを楽しむために大切なこと」を各分科会ごとに提案し合った上で討論し、「いっしょに挑戦し 笑顔を広げよう」と、サミットの提言をまとめた。
2日間を終えて末木さんは、「全国から同じ世代のみんなが集まって、たくさんの意見が聞けて良かった」、小田さんは「人前で発表するのが苦手だったけど、友達と話し合ってまとめたことを発表するのは楽しかった」などと感想を語った。
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