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 ■知の煌めき、世界ひらけた

 私が大学へ入った1970年代初めは「埴谷万年、吉本千年」という言葉がまだ生きていて、埴谷雄高『幻視のなかの政治』、吉本隆明『共同幻想論』がもて囃(はや)されていた。そんな時代にたまたま花田清輝の『復興期の精神』を手にした。「生涯を賭けて、ただひとつの歌を――それは…

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