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 聴衆がステージを360度取り囲む「ワインヤード(ヴィンヤード、ぶどう畑)型」か、伝統的な長方形のシューボックス(靴箱)型か――。コンサートホール音響の定番とされる二つの形式の優劣をめぐる議論が改めて欧州で高まっている。

 ■配置工夫のゲルギエフ「使いこなす指揮者必要」

 きっかけになったのは、ドイツ・ハンブルクで2年前に完成したぶどう畑型の新ホール、エルプフィルハーモニーでの演奏会。今年1月、人気テノール歌手ヨナス・カウフマンがマーラーの交響曲「大地の歌」を歌った際、ステージ後方の聴衆が「聞こえない」とやじを飛ばし、演奏中に退席したのだ。公演後、カウフマンは地元メディアで音響を批判。「次に公演する際には、(靴箱型の)ライスハレでやる」と語った。

 靴箱型はウィーン楽友協会に代表される長方形で、歌手が聴衆とほぼ向かい合う形になる。ステージ後方にも客席が広がるぶどう畑型の場合、前方に向けて発声する歌手の声は、後方の聴衆には聞こえにくい。一方で、協演したオーケストラとの音量バランスに問題があったとの見方もある。

 ロシアの指揮者ワレリー・ゲル…

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