(書評)『テクストと映像がひらく教育学』 倉石一郎〈著〉

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 ■多彩な素材から普遍的課題を見る

 教育の語り方といえば、高邁(こうまい)な理想を掲げるか、様々な問題点を告発するか、あるいは実践的な提案をするか、になりがちだ。でも本書の語り方は、これらのどれとも違う。読んでいて、思考がのびのびとほどけていく思いがしたのは、そのせいだ。

 本書は小説や記録文書な…

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