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 第25回参議院選挙が4日公示され、21日の投開票に向けた選挙戦が始まった。年金も含めた老後不安の問題や消費増税、憲法を主な争点に論戦が繰り広げられる。改選数は124(選挙区74、比例区50)で、憲法改正の国会発議に必要な「3分の2」をめぐる攻防も焦点だ。▼8面=届け出一覧、11面=注目の選挙区は

 各党幹部は各地で第一声を上げてアピールした。

 安倍晋三首相(自民党総裁)は4日朝、首相官邸で九州南部を中心とした大雨に関する関係閣僚会議に出席した後、福島市の「あづま果樹園」で第一声。国会で憲法議論が進んでいないことに触れ、「この選挙で問われているのは、私たちのように議論する候補者、政党を選ぶのか、審議をまったくしない政党、候補者を選ぶのか、それを決めていただく選挙だ」と主張。12年前の参院選で大敗した後の政治状況にも言及して「政治の安定を確保していきたい」と述べた。

 公明党の山口那津男代表は神戸市で「国民の声を聴く政治を進める。小さな声を聴く公明党がいればこそ、政治の安定につながる」と訴えた。

 選挙戦のカギを握る改選数1の「1人区」ですべて候補を一本化した野党は、与党との対決姿勢を鮮明にする。

 立憲民主党の枝野幸男代表は東京・新宿で「一人一人の暮らしの安心がどんどん壊されてきた6年半だった。暮らしを守り、生活を防衛するための夏の戦いにしていこう」と強調。国民民主党の玉木雄一郎代表は静岡県掛川市で「国民生活・暮らしを守る政治を取り戻そう。消費を軸とした好循環を回す経済政策に変えていこう」と訴えた。

 共産党の志位和夫委員長は東京・新宿で「消費増税を許していいのかが大争点だ。増税を強行するのは愚の骨頂だ」と訴え、10月の消費税率引き上げに反対した。日本維新の会の松井一郎代表はおひざ元の大阪市で「国民に負担を押しつける安易な消費税の増税を止めるために力を持たせてほしい」と呼びかけた。社民党の吉川元・幹事長は東京・新宿で演説し、「今回の参院選は国民の暮らしの安心と平和がかかった重要な選挙」と語った。

 れいわ新選組は比例名簿の届け出が遅れているが、山本太郎代表は東京・新宿で「格差の広がりを是正できるのは政治ではないか」と話した。

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 グラフは政策課題につながる言葉を選び、6月3日から7月2日までに投稿された日本語ツイート(20億63万8919件)から抽出、その量を円の大きさで表現した。抽出には英ブランドウォッチ社のソーシャルメディア分析システムを使用した。

 ■参院選党派別の立候補数

    合計  選挙区 比例区  改選数 公示前勢力

自民   82  49  33   67 123

公明   24   7  17   11  25

立憲   42  20  22    9  24

国民   28  14  14    8  23

共産   40  14  26    8  14

維新   22   8  14    7  13

社民    7   3   4    1   2

希望    0   0   0    1   1

れいわ   1   1   0    1   1

諸派   83  67  16    1   1

無所属  30  30   ―    3  11

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計   359 213 146  121 238

                欠4含む  欠4

 (非改選を含め定数245。議長は自民、副議長は野党系無所属)

 <おことわり> 立候補数は4日午後1時20分現在の本社集計。選挙期間中、公正を期すため、写真の党名や候補者名を消す場合があります。

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