(あるきだす言葉たち)草笛 十田撓子

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誰もいなくなった

小屋を雪が圧し潰す

白く覆い隠す

朽ちる 草が生える

おしまいを迎える

かなしい場所 そこでは

人知れず、誰かが

影の内側を濡らし

かなしみは埋もれて

水は 風は

草の種を降らせる

 

森のなかに

まばゆい石組みの

白い場所がある

それは造られながら

廃園を夢みてた

見ていよう

明…

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