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 朝日新聞社が運営するクラウドファンディング「A-port」(エーポート、https://a-port.asahi.com/別ウインドウで開きます)には、魅力的なプロジェクトが多数掲載されています。その一部を紹介します。

 ■心の戦争描く「白痴」、いまこそ 20年前公開の自作、デジタル化へ 手塚眞監督

 20年前に公開された映画「白痴(はくち)」のデジタルリマスター版を作る計画が進んでいる。坂口安吾の短編小説を原作に、手塚眞監督が10年を費やして完成させた大作だ。「自分の映画の中で、もう一度見てもらいたい筆頭」と手塚監督自らクラウドファンディングに取り組んでいる。

 「白痴」は「場末の小工場とアパートにとりかこまれた商店街」で暮らす男と、精神障害の娘サヨとの関係を描く物語だ。空襲で火の海となった街から逃げる途中、女は初めて「意志」を表す。

 「20代の終わり、生きることにもやもやした気持ちを抱えていたときに原作に出合って衝撃を受けた。初めて読んだとき、自分の頭の中に映画が見えてきてしまって、クライマックスは音楽がついている映像まで浮かんできた」

 イメージ通り撮影するには、セットを組む場所や予算など多くの難題があったが、「10年経って完成しなかったら映画をやめる」と覚悟を決めて取り組んだという。新潟につくった巨大なオープンセットを爆破炎上させて撮った映像は、ベネチア映画祭デジタルアワードを受賞するなど国際的にも評価された。

 映画には、近未来にも思えるようなところがある。「小説は戦時下の東京が舞台だが、1945年に終戦を迎えず、戦争が続いている世界をイメージした。自分は戦争体験者ではないけど、人間は心の中に葛藤を抱えている。その心の中の戦争を描こうと思った」

 今でも上映を求める声が届くが、映画館の設備の多くはデジタル向けに切り替わっており、フィルム用の映写機が残っている映画館でしか上映できなくなっている。そこで、支援を募ってデジタルリマスター版を作ることにした。

 「制作当時は第2次大戦が遠くなり、戦争が過去の思い出としてしか語られなくなっていて、『なぜ戦争の映画を作るのか』と言われました。でもその後、『9・11』や『3・11』も起きて意識も変わってきている。いま見ると、また違って見えるんじゃないか」(伊勢剛)

 《目標額》 150万円

 《特典例》 1万円で手塚監督イメージスケッチ(サイン付き複製画)、デジタルリマスター版に名前掲載、特製ポストカードなど。

 http://t.asahi.com/wbcf別ウインドウで開きます

 ■「風の電話」を多くの人に

 東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県大槌町にある「風の電話」が映画化される。電話線のつながっていない電話ボックスで、大切な人に会えなくなった人が訪れ、受話器に向かって、その思いを伝えてきた。映画を通じて少しでも多くの人に「風の電話」を知ってもらおうと、クラウドファンディングで支援を募っている。

 「風の電話」は庭師の佐々木格さんが、病死した親族とその家族を思い、震災前から計画していた。震災後、佐々木さんが管理する「ベルガーディア鯨山」に設置されると、家族や友人を失った人たちが各地から訪れるようになった。電話ボックスには、佐々木さんの詩が掲げられている。

 あなたは誰と話しますか

 風の電話は心でします

 映画「風の電話」を企画・プロデュースする泉英次さん(56)は新聞などで「風の電話」を知って感銘を受け、数年前から映画化の準備を進めてきた。

 「震災では行方不明も多く、電話で『母ちゃん、どこにいるの?』と話している方もいたそうです。今いない人に話しかけることは、心に傷を負った方の癒やしにもつながります」

 「会えなくなっても声を聞きたい、話したいという相手がいる人は日本中にいるはずです。一人でも多くの人に『風の電話』の存在を知ってもらいたい」

 映画は、震災で家族を失い、親族に引き取られた少女(モトーラ世理奈)が、広島から故郷の大槌を目指すロードムービー。諏訪敦彦監督が18年ぶりに日本映画のメガホンを握る。出演は西島秀俊、三浦友和ら。福島の場面では、同県出身の西田敏行も特別出演する。2020年初春公開予定。

 クラウドファンディングでは、ベルガーディア鯨山の維持・管理への寄付も呼びかけている。

 《目標額》 300万円

 《特典例》 1万円で全国共通チケット2枚とブルーレイなど。10万円で特別試写会のペア招待、出演者の直筆サイン入りプレスシート(非売品)など。

 http://t.asahi.com/wb8s別ウインドウで開きます

 ■#KuToo、新聞広告で訴えよう

 女性が職場でヒールのある靴を強制されることに異を唱える「#KuToo(クートゥー)」運動。俳優でライターの石川優実さんが2月に立ち上げた署名には、これまで3万人以上の賛同者が集まるなど広がりを見せている。しかし、職場の規定を見直したのは一部の企業にとどまっている。より多くの人に声を届けるために新聞広告を出す費用を募っている。

 《目標額》 300万円

 《特典例》 2千円で新聞広告に名前掲載。

 http://t.asahi.com/wb71別ウインドウで開きます

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 支援はクレジットカードや銀行、コンビニで決済できます。5千円以上は現金書留も受け付けています。お問い合わせは、電話03・6869・9001(平日午前10時~午後5時)へ。

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