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 重松清さんの連載小説「ひこばえ」は30日で終わり、10月1日から中村文則さんの「カード師」が始まります。

 中村さんは1977年、愛知県生まれ。2002年、「銃」で新潮新人賞を受けてデビュー。05年に「土の中の子供」で芥川賞。作品は各国で翻訳され、14年に米国のデイビッド・グディス賞を受賞しています。

 「カード師」は、タロットやトランプに使われるカードが重要な小道具となる物語です。現実の社会が息苦しいとき、人々は物語や宗教に救いを求めます。彼らが手を伸ばした先には何があるでしょうか。

 挿絵は米ニューヨークで活動する、イラストレーターでグラフィックデザイナーの目黒ケイさんが担当します。

 ■作者の言葉

 主人公は、占いを信じていないタロット占い師。違法賭博ポーカーのディーラーなどもする、カードさばきが非常に巧みな人間です。そんな「裏社会」にいる彼が、ある大きな「事件」に巻き込まれていく物語になります。

 一神教と多神教、独裁の空気、「別の世界」を求める人間の願いなど、テーマも多岐にわたります。

 自分自身の原点の一つを、深く見つめることにもなりそうです。代表作にする意気込みですので、よろしくお願いいたします。

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