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 朝日新聞社は、エイベックス・エンタテインメント(本社・東京)とともに、高齢者が楽しく運動して認知症に備える「リバイバルライフ」プロジェクトを展開します。同社グループ所属のダンス&ボーカルユニット「TRF」のSAMさんらが考案し、昭和、平成のヒットソングに合わせて楽しく踊ることで、認知症など高齢期の病気に備えることを目指した「リバイバルダンス」。認知症を正しく理解するために朝日新聞社が全国展開中の「認知症フレンドリー講座」。両プログラムを組み合わせた、体験型企画です。

 リバイバルダンスは、認知症や高齢期の病気などに備えるプログラムとしてTRFのSAMさん、ETSUさん、CHIHARUさんが専門医や理学療法士の監修のもとで開発。主な対象となる60代以上の人々の耳になじんだ美空ひばりさんのヒット曲など、昭和~平成期の歌謡曲をメドレーでつなぎ、それに合わせて無理なく、カッコよく踊れる振り付けを目指した。単に体を鍛えるだけではなく、往年のヒット曲にひも付いた若かりし頃の記憶を呼び覚ます要素も加味して、「リバイバルダンス」と名付けられた。

 SAMさんは、2006年に一般社団法人ダレデモダンスを設立。高齢者の健康増進が期待できるダンスを広める活動を続けてきた。TRFとしても12年、ダイエット向けにダンスとエクササイズを合体させた「イージー・ドゥ・ダンササイズ」を開発。楽しく、無理なく継続できるプログラムとして女性を中心に人気を得た。

 リバイバルダンスの振り付けは、楽しく踊りながら鍛えられるよう工夫されている。例えば下半身強化を狙ったパートでは、リズムに合わせて右足と左足をつま先を上げて交互に踏み出し、続いて肩幅ほどに開いた両足のかかとで立つ動きを考案した(図)。

 つま先を上げると、すねの筋肉が鍛えられ、つまずいての転倒を予防できる。また、両足でかかと立ちをすると、重心を戻す力が求められるのでバランス感覚も養われる。

 助言した理学療法士の奥山卓さんは「つま先を上げる時、おなかをへこませると難易度が上がります。かかと立ちは難しいので、最初はつかまれるイスなどを前に置くとよいでしょう」と話す。

 リバイバルダンスはエイベックスが、所属ダンサーを講師とする体験型講座としてスタートさせる予定。朝日新聞社が全国の企業や自治体、学校などから依頼を受けて有料で実施している「認知症フレンドリー講座」との組み合わせなら、当面は無料でプログラムを体験できる。「認知症フレンドリー講座」は、バーチャルリアリティー(VR)体験を軸に、専門家や当事者の生の声を聞くことで「自分ごと」として認知症を考えることができる出張講座だ。

 エイベックスグループで「リバイバルライフ」プロジェクトを推進するエイベックス&ヒロツバイオ・エンパワー代表の保屋松靖人さんは「エンターテインメントは健康分野でも力を発揮できるはず。TRFのメンバーはダンスが高齢者の役に立つと信じています。来春発売予定のDVD教材では、体験者の声も参考にするつもりです」と話していた。

 ■母の病がきっかけに/楽しく踊って若返り

 リバイバルダンスには、どんな思いが込められているのか。考案したTRFのSAMさん(57)、ETSUさん(55)、CHIHARUさん(52)の3人に聞いた。

    ◇

 ――企画のきっかけは?

 SAM 実は母が3年前に病気になって。それで調べてみたら、認知症やその予備群の人が、高齢期にはたくさんいることがわかり、そうしたみなさんにダンスの力で貢献できないかと考えたのが始まりです。

 CHIHARU 高齢者のワークショップに参加させていただくと、みなさんすごく楽しそう。私たちのダンスがお役に立てるなんてと驚きでした。「元気になった」とか「冷え症が治った」なんて、うれしい報告もいただいて(笑)。

 ETSU 私が触れ合った人も本当に楽しそうで、逆に元気をもらえました。認知症は、自分にも身近な話かなって思います。

 SAM 自分ごととして考えていかないとね。

 ――ダンスの特徴は?

 SAM 医師や理学療法士の協力のもと、振り付けは上半身の動きと下半身のステップを組み合わせて、運動効果を一番に考えています。音楽にもこだわり、懐かしい歌謡曲のメドレーで気持ちを若返らせながら、飽きずに踊れます。前半は勢いよく中盤はスローに、後半になって疲れてきたところでもう一押し。そんな流れです。無理はさせません。うまく踊ろうなんて考えないで自分らしく、楽しく踊ってほしいですね。ダンスは最強ですよ。

 ■講座とセットで、全国へ出張開催

 リバイバルダンスは、企業や自治体などの依頼を受けて出張開催する有料の「認知症フレンドリー講座」と組み合わせて、来年3月まで無料で実施します。団体受講が前提です。詳細は以下の公式WEBサイト(https://revival-life.jp/別ウインドウで開きます)で。提供は1月中旬ごろからとなります。「認知症フレンドリー講座」の詳細は公式WEBサイト(https://dementiavr.asahi.com/別ウインドウで開きます)で。

 ◇この特集は、坂田一裕が担当しました。

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