(売れてる本)『危機と人類』(上・下) ジャレド・ダイアモンド〈著〉
■愛と良識で語られる近現代史
大部の本なのに読みやすいのは、データ重視の自然科学的研究ではなく、「比較論的で叙述的(ナラティブ)で探索的な研究」、つまり「お話」だから。人類文明史の大家が、日本、米国、ドイツ、フィンランドなどの近現代史に着目し、国家が危機をどう乗り越えたのか考察している。
対象…
■愛と良識で語られる近現代史
大部の本なのに読みやすいのは、データ重視の自然科学的研究ではなく、「比較論的で叙述的(ナラティブ)で探索的な研究」、つまり「お話」だから。人類文明史の大家が、日本、米国、ドイツ、フィンランドなどの近現代史に着目し、国家が危機をどう乗り越えたのか考察している。
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