(時代の栞)「高瀬舟」 1916年刊 森鷗外 文豪が投げかけた安楽死

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 ■生き切ったか、本心での選択か

 桜散る春の夕べ、京都・高瀬川に流刑人を乗せた舟が行く。かつて市中の水運を担った高瀬舟の上での人間模様を描いたのが、晩年の森鴎外の短編『高瀬舟』だ。

 江戸時代の随筆を下敷きとした文豪の創作は、弟の自殺を助けるくだりが安楽死を扱ったとして知られる。

 中学3年の国…

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