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 東京高検の黒川弘務検事長(63)=辞職=が新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急事態宣言中に産経新聞記者と朝日新聞社員らと賭けマージャンをしていた問題で、法務省は22日、黒川氏への聞き取りなどを踏まえた調査結果を発表した。▼1面参照

 同省刑事局によると、黒川氏には20日を含め複数回、面談や電話で聞き取った。追加調査の有無は「コメントできない」(同局)とした。調査結果では、産経記者2人と朝日新聞社員を黒川氏と「旧知の間柄」で「取材対象として担当するなどしていた者」とし、朝日新聞社員を「記者C」と表記している。

 調査結果によると、黒川氏らは5月1日と13日、都内の産経記者の自宅で賭けマージャンをした。いずれも1千点を100円に換算する「点ピン」と呼ばれるレートで、現金のやりとりはいずれも1万~2万円程度だった。

 また、黒川氏と3人は約3年前から月1、2回程度、賭けマージャンをしていたとも認定。ただ、具体的な日付の特定には至らなかったという。

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 法務省の調査結果は賭けマージャンを行っていた朝日新聞の社員を「記者C」としていますが、この社員は、2017年に編集部門を離れており、以降は記者ではありません。この点について朝日新聞社広報部から法務省に伝えました。

 ■法務省の調査結果(要旨)

 黒川弘務・東京高検検事長=辞職=の賭けマージャン疑惑を報じた「週刊文春」の記事について、法務省が22日に発表した調査結果の要旨は次の通り。

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 記事の対象期間は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、緊急事態宣言が行われ、外出自粛等への協力が広く呼びかけられていた。記事に登場する記者のA、B、Cは黒川氏を取材対象として担当するなどし、旧知の間柄だった。

 黒川氏は5月1日ごろの勤務時間外、都内の記者A方で、A、B、Cと飲酒したほか、金銭を賭けてマージャンを行った。レートはいわゆる点ピン(1千点を100円換算)。1万~2万円程度の現金がやり取りされた。黒川氏はマージャン後、Bの手配したハイヤーに同乗して帰宅。料金は払っていない。

 この点は、検事長の立場にある者として軽率な行為であるとのそしりを免れないものの、黒川氏のために手配されたものではなく、Bが帰宅するハイヤーに同乗したものであった。

 黒川氏は5月13日ごろの勤務時間外、A方で、A、Bらと金銭を賭けてマージャンを行った。いわゆる点ピンと呼ばれるレートで行われ、1万~2万円程度の現金のやり取りがなされた。マージャン後、Bの手配したハイヤーに同乗して帰宅。料金は払っていない。Bが帰宅するハイヤーに同乗したものであった。

 黒川氏がA、B、Cと約3年前から月1、2回程度、同じ点ピンと呼ばれるレートで金銭を賭けたマージャンを行ったことや、記者が帰宅するハイヤーに同乗したことが認められるが、具体的な日付を特定しての事実認定には至らなかった。

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