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 ◆「火消半纏(ひけしばんてん) 鼠色(ねずみいろ)木綿地船弁慶図」 江戸~明治時代・19世紀

 町火消たちが防火用にまとった半纏。水をかぶって着用し、帰りは裏返して、こうした豪壮な描絵を見せびらかした。本作は能や歌舞伎の「船弁慶」に題材を取ったもので、波の上に平知盛の亡霊が立つ。火消し後の晴れやかな場面には似つかわしくないおどろおどろしい雰囲気だが、伊達(だて)なセンスが光る。=おわり

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 東京国立博物館 8月23日まで

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