(いま聞く)宇佐見りんさん 小説家 からみつく痛み、21歳はなぜ書く

有料記事

[PR]

 ■「虚無」抱える私たち、生きづらさを素直にちゃんと残す

 大根おろしのように心がごりごりとすり下ろされ、痛みとみずみずしさが同時にわき上がってくる。「文芸」秋号の巻頭小説を読み、私はのけぞった。その『推(お)し、燃ゆ』を書いた宇佐見りんさん(21)は大学生。どんな人なのか。(根岸拓朗)

 東京…

この記事は有料記事です。残り2173文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません