(日曜に想う)「政治的方言」に慣らされない 編集委員・福島申二

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 アメリカ大統領選の喧噪(けんそう)を離れて菅義偉首相のこの間を振り返れば、まず注目していた初の所信表明演説は肉付きのとぼしい印象だった。実務的に各論を積み上げる流儀はわかるが、流れを漕(こ)ぎ上がっていくような言葉の力がない。

 約25分の話を聞きながら胸に浮かんだのは、自決から50年になる三島由…

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