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 東日本大震災の発生から数日たった2011年3月半ば。東京電力本店2階の非常災害対策本部ではまだ、福島第一原発の原子炉を冷やす海水注入の判断を行うなど、緊迫したやり取りが続いていた。

 そうした混乱のなか、震災時は、中国視察で不在だったものの、帰国後に社内を取り仕切っていったのが、東電会長の勝俣恒久…

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