(書評)『調子悪くてあたりまえ 近田春夫自伝』 近田春夫〈著〉 下井草秀〈構成〉

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 ■流転を続けて「袖で見る」音楽史

 音楽界を泳ぐように、何でもかんでもやってきた人の自伝だが、読み終えると、一体、何者なのかと起点に戻る。核を作らせない。「とにかく、俺はファンの粛清を頻繁に行うわけよ」「それまでの蓄積をいとも簡単に捨て去ってしまう」

 幼少期から東京のど真ん中で文化を吸い、創刊直…

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