(10代の君へ)でかいこと言って挑もう 朝倉未来さん

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 18歳の僕に「THE OUTSIDER(アウトサイダー)で2階級制覇して、RIZIN(ライジン)に出ている」と言っても、全く信じないでしょうね。みなさんも10年後の自分がどうなっているかわからないと思う。

 入学3カ月で高校をやめて、そこからはけんかとバイクの日々。少年院から出た18歳の春、不良の格闘大会・アウトサイダーを知った。けんか最強の僕が出るべきだと思ったけど、選考で落ちた。じゃあどうすると考えて、道場に行って総合格闘技に出会った。寝技でこてんぱんにされて、こんな世界があるんだと。それから練習、試合の経験も積んで、「アウトサイダー」に出場できました。

 僕は学業で結果を残していないから「学校の勉強はやらなくていいよ」なんて説得力がないことは言えない。ただ、勉強というのは学業だけでなくて、目標や目的、人生を生きる上で必要だと思ったことに対しての努力や情報収集だと思う。まんべんなくやるよりも、やりたいことをみつけたらそこにかけて勉強したほうがいいと思います。ひとつ言えるのは、僕は挑戦し続けてきた。総合格闘技を広めたいと思って始めたユーチューブも、人の動画を研究してしゃべりも練習して、今ではこれだけ見てもらえるようになった。

 僕は今でもいつまでも成長できると思っているし、今は総合格闘技の普及や若者の夢の支援にも取り組んでいます。やる前から無理と思ってたら、何もできないんで。

 今の世の中って、でかいことを言うと笑われる時代になっていると思うんですよね。他の人と違うこと言ったら馬鹿にされたり、挑戦することを笑われたりする時代というか、そういう人が多いと感じる。僕は逆だと思っていて、みんながでかいことを発言すべきだと思う。みんなが夢を持って、志あふれていたら、自分も周囲ももっと成長できると思いませんか。消極的なことを言ったら笑われるぐらいの世界になってほしいですね。(聞き手・杉浦達朗)

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 あさくら・みくる 総合格闘家・ユーチューバー 1992年、愛知県生まれ。格闘技イベント「RIZIN(ライジン)」の看板選手で、チャンネル登録者数174万人のユーチューバーでもある。

 ■オススメの本

 強者の流儀

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 著書。元々は気の強くなかった僕が、どうやって強いメンタルを持てるようになれたか、わかってもらえると思います。