(書評)『一度きりの大泉の話』 萩尾望都〈著〉

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 ■今も癒えない痛みの封印を解く

 少女漫画界のレジェンドがこれまで語られてこなかった思い出話をしてくれる。そう聞いて喜ばないファンはいない。当事者しか知り得ないあれこれが書かれたテクストには、懐かしさと資料的価値の両方がある。しかし、本書の中核を占めるのは、萩尾望都という少女漫画家が封印してきた…

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