みんなでつながる、学び合う 7月からの新紙面
7月からの紙面には、新しい企画が続々と登場します。読者のみなさまと記者たちがより深くつながることをめざし、仕事や暮らしに役立つ「学び」をお届けしていきます。今まで以上に、楽しみながら手にとっていただけるような新聞をめざします。
■「記者サロン」 新しい報道のかたち、探りたい 月2回・月曜
ウィズコロナ時代の新しいジャーナリズムのかたちを模索したい――。コロナ禍でリアルイベントの中止が相次いだ昨春、そんな思いから、人と人、人と社会がつながる機会を提供するオンライン記者イベント「記者サロン」は始まりました。7月からは月2回、月曜日にイベントの模様を紙面で紹介します。
記者は日々どんな思いで取材し、記事への反響を通して何を考えているのか。そこから見えてきた課題や解決策は。各界のゲストを招くなどして語り合い、視聴者から寄せられた質問にも答えます。
この1年余りで開いてきたオンライン記者イベントは、「コロナと就活」「スマホ・SNS・ゲーム……子どもとオンライン」「空から見よう! いろんな古墳」「せめぎ合う米中 日本の針路」「福岡伸一さんにきく~『新・ドリトル先生物語』誕生秘話~」など計50本余。のべ3万8千人余が視聴しました。
現在募集中のイベントは、記者イベントカレンダー(https://www.asahi.com/eventcalendar/)からご覧いただけます。平日や週末のひととき、一緒に考えてみませんか。多様な企画をそろえて、お待ちしています。
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<これからの予定>
◆NMB48のレッツ・スタディー!
6月19日(土)午後3時~
昨年度から始まった大学入試改革で、より重視されるようになった思考力や表現力。NMB48メンバーの佐月愛果(さつきあいか)さん(19)が書いた小論文を、大手予備校・河合塾の加賀健司講師が添削し、文章を構成する営みを通じて「より深い学びと気づき」を得るためのヒントを探ります。
申し込みは募集ページ(https://ciy.digital.asahi.com/ciy/11004670)、またはQRコードから。
◆VERYモデル牧野紗弥さんと学ぶ「家族とジェンダー」
第1回6月25日(金)午後1時~
第2回7月9日(金)午後5時~
第3回7月20日(火)午後1時~
第1回は文筆業の清田隆之さんを招き、「夫を『男らしさ』から自由に」をテーマに語り合います。第2回は弁護士で元フジテレビアナウンサーの菊間千乃さんがゲストの「私が『夫婦別姓』を選ぶ理由」、第3回は上野千鶴子さんがゲストの「性別の呪縛、受験にも」。牧野紗弥さんも毎回出演します。
申し込みは募集ページ(https://ciy.digital.asahi.com/ciy/11004505)、またはQRコードから。
■「まなび場天声人語」 見出し作り挑戦、英語の勉強応援 月2回・月曜
朝日新聞の顔とも言える朝刊1面のコラム「天声人語」。さまざまなニュースを題材に、603文字で世相をとらえながら短くまとめています。
天声人語は、書き写しやスクラップ、受験対策としての要約など、色々な方法で活用されています。さらに新たな活用方法として、読解力アップにも役立つ「見出し作り」と、時事英語が身につく「英語講座」を紙面で始めます。
「見出し作り」は、文章が訴えたいことを短い言葉で表現する訓練にぴったりです。毎月、お題となる天声人語を読み込み、見出し作りに挑戦しませんか。読者のみなさんの投稿から選ばれた優秀作は紙面で紹介します。本社編集者による見出し作りのコツもお伝えします。
「英語講座」は、天声人語本文と全文の英訳を対訳形式で掲載します。時事英単語解説や役立つフレーズを紹介します。
「見出し作り」「英語講座」は7月から毎月それぞれ1回、原則として月曜日に掲載します。
初回の見出し作りのお題は、この紙面に掲載している6月7日付の天声人語です。下の応募の決まりを読んで投稿してください。多くの方の参加をお待ちしています。
■天声人語(6月7日付)
せっかくメッセージを送ったのに、読むだけ読んで相手が返信をくれない「既読スルー」。そのたび返事が来るか来ないか気になって、何度もスマホの画面をのぞいてしまう▼既読スルーに心がモヤつくのは人間だけかと思いきや、シロイルカも同じらしい。最近の研究で、仲間と鳴き交わす際、スルーされると黙っておらず、返事を催促していることがわかった▼三重大学の森阪匡通(ただみち)・准教授(44)らの研究。水族館の水槽に録音器をつけ、鳴き方を調べた。仲間に「ギー」と声をかけ、1秒ほど待っても返事がないと、再び「ギー」と畳みかける行動が高い確率で観測された。「返事ぐらいして」と言わんばかりの催促ではないか▼「イルカやサル、クジラなど社会性を持ち、音声を多用する動物は、鳴き交わしが成立しないと安心感を失います」と森阪さん。シロイルカの世界にも存在した「既読スルー」を解明したその論文は、哺乳類学の専門誌に掲載された▼英国の進化人類学者ロビン・ダンバーによると、人と人の会話は、サル同士の毛づくろいに近い機能を持つ。あなたに関心がある、良好な関係を持ちたいと伝える、いわば遠隔の毛づくろい。会話の中身はともかく、言葉を交わすのが大切なのだという▼森阪さんの研究室で、シロイルカの声を聞いた。キッキッキという高音からドアがきしむような音まで、やり取りは音域が広く、緩急も自在。シロイルカの会話の豊かさにならい、「既読スルー」を少し減らそうかな。
■応募の決まり 以下の2点を投稿してください
・15字以内の見出し
カギカッコや句読点は、文字数に数えません
・応募した見出しを考えた理由(100~200字)
理由を含めて優秀作を選考します
◇6月7日付の天声人語を読み、15字以内の見出しと、見出しを考えた理由(100~200字)を投稿してください。理由を含めて優秀作を選考します。優秀作は紙面で紹介し、図書カード3千円分を差し上げます。
応募はhttp://t.asahi.com/manabibatenjinへ。QRコードからも応募できます。はがきの場合、住所・氏名・年齢(在学中の場合は学年も)を記入の上、〒104・8011 朝日新聞コンテンツ編成本部「まなび場天声人語」係へ。締め切りは7月11日(消印有効)。投稿者の中から抽選で20人に、新聞を使った学びに役立つグッズを差し上げます。お問い合わせはmanabibatenjin@asahi.com
へ。
■「Sunday World Economy」 国際経済の潮流、多角的に 毎週日曜
コロナ禍で大きく変わる国際経済。毎週日曜、その潮流をわかりやすく読み解く「サンデー・ワールド・エコノミー」を7月4日からスタートします。朝日新聞が持つ世界34拠点の海外特派員網をいかし、現地のルポや、世界と比べることで見える日本の状況の分析などを通じ、世界の経済ニュースを多角的に伝えていきます。
世界各地で起きた注目のニュースについて、日々の紙面では伝えきれなかったテーマを深掘りし、大ぶりの紙面でたっぷりと読んでいただけるページをめざしていきます。記事で取り上げるテーマの内容が一目でつかめるよう、数字や写真などのグラフィックを生かし、海外の動きが日本に及ぼしうる影響なども読み解きます。初回は、大型再編の動きがあった米国の動画配信ビジネスを取り上げます。
取材記者がどんなことを考えて取材に臨んだのか、「視点」コーナーでは、体験談や記者の問題意識なども紹介します。
朝日新聞デジタルでは、特派員らが現地で撮影した動画や、取材の足取りなどを紹介するオンラインイベント「記者サロン」も展開していく予定です。
■「わが家の相続会議」 相続の「キホンのキ」解説 別刷りbe
土曜別刷り「be」のReライフのページで始まる「わが家の相続会議」は、誰もが当事者になるかもしれない相続について、「キホンのキ」から学んでいく連載です。
登場するのは、朝日さん一家の面々。「父さんが亡くなったら誰が相続人になるの?」「遺産は誰がどのくらいもらえるの?」といった疑問に、近所の「ソーゾク博士」が答えてくれます。毎回、「博士」になっていただくのは、弁護士や税理士といった専門家。イラストもふんだんに使い、わかりやすく解説していきます。朝日新聞が運営する情報サイト「相続会議」(https://souzoku.asahi.com/)の編集部が構成を担当。ほかにも、「終活の始め方」など多彩なテーマを用意しています。
「うちにはたいして財産はないから、相続の心配なんていらない」などと思っていませんか? 実は「争族」とも言われる相続トラブルは、遺産総額があまり多くはない「ふつうの家庭」でよく起きている、というデータもあります。人生100年時代、決してひとごとではないのです。
「円満相続」に向けて準備を始めたい。そんな読者の皆さんのガイド役になれればと考えています。
■「数独」 人気パズル、朝刊に登場 火~金曜
毎週土曜日の別刷りbeや朝日新聞デジタルで人気の数字パズル「数独」が、朝刊紙面にも登場。原則として火曜日から金曜日の社会面に掲載します。
金曜日の問題は懸賞付きで、正解者から抽選で賞品をプレゼントします。朝の「脳活」やランチタイムの気分転換にもぴったりです。
beや朝デジの「数独」とあわせ、親子で、ご家族で、お楽しみください。
(パズルの制作・ニコリ)
※今回の問題は朝日新聞デジタル・数独ページの過去問です。
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