(書評)『沖縄の植民地的近代 台湾へ渡った人びとの帝国主義的キャリア』 松田ヒロ子〈著〉

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 ■越境が生んだ特権の禍々しい光

 タイワン・イズ・パラダイス。

 戦前を台湾で過ごし、日本の敗戦によって、内地に引き揚げてきた、ある日本人による表現だ。少年時代を無邪気に追懐し、ましてや、そこは楽園だった、とうっとり語るその姿には、個人の感慨というかたちで情緒的に包み隠されてはいるものの、日本の統…

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