(日曜に想う)母の戦争の記憶、受け継ぐ意味 論説委員・沢村亙

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 8月5日。天の川と流星が満天を彩る夜空から、その手記は始まる。

 〈警告を与える星だったのでしょうか。それとも鎮魂の流れ星……〉

 翌朝、学徒動員先の広島逓信局で米軍機の鈍い爆音を聞く。その直後だった。

 〈マッチの束を口に押し込まれたような異臭……真っ赤な塊が落ちてきました……体が宙に舞います……

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