(書評)『明治革命・性・文明 政治思想史の冒険』 渡辺浩〈著〉

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 ■科挙なき身分制が招いた大変動

 同じ著者が同じ出版社から1985年に公刊した『近世日本社会と宋学』は、儒教は江戸の体制思想でなかったと論証した衝撃作だった。儒教は、武士が支配する社会には異質な外来思想であった。この知見は丸山眞男『日本政治思想史研究』の前提を覆した。

 36年後のこの論文集でも…

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