(古典百名山+plus:107)江戸川乱歩『怪人二十面相』 平田オリザが読む

有料会員記事

[PR]

 ■弾圧の時代に推理小説

 この連載で見てきたように、岸田国士堀辰雄高村光太郎と、昭和初期の文学者たちは、かの戦争についてそれぞれの生き方、向き合い方を選択した。

 日本の推理小説の開祖江戸川乱歩もまた、その一人だった。エドガー・アラン・ポーから筆名をとった乱歩は当初から日本に新しい探偵小説を…

この記事は有料会員記事です。残り678文字有料会員になると続きをお読みいただけます。