自費出版文化賞決まる

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 第24回日本自費出版文化賞(日本グラフィックサービス工業会主催、朝日新聞社など後援)の各賞が8日、発表された。大賞には、812点の応募作の中から藤沼敏子さん(埼玉県川越市)のインタビュー集「あの戦争さえなかったら 62人の中国残留孤児たち」(上・下)を選出。賞金20万円が贈られる。各部門賞と特別賞は次の通り(敬称略)。このほか、同賞創設から20年にわたって選考委員長を務めて7日に亡くなった歴史家、色川大吉氏の「特別功労賞」受賞も決まった。

 【地域文化】「粟国島(あぐにじま)の祭祀(さいし)―ヤガン折目を中心に―」安里盛昭(沖縄県中城村〈なかぐすくそん〉)【個人誌】「鍬(くわ)の戦士 父・前田定の闘い―満蒙開拓青少年義勇軍に消えた青春―」前田千代子(高知県安芸市)【小説】「ペリーの巣」あいちあきら(埼玉県日高市)【エッセー】「味覚喪失~人は脳で食べている~」元木伸一(静岡県伊東市)【詩歌】歌集「イーハトーブの数式」大西久美子(神奈川県鎌倉市)【研究・評論】「御冠船(うかんしん)料理の探求 文献資料と再現作業」ウ揚華(う・やんふぁ)(那覇市)【グラフィック】「土と緑と人間と―西阿波・祖谷(いや) 傾斜地に暮らす―」日浦嘉孝(香川県丸亀市)

 【特別賞】「四国秘境物語」安森滋(愛媛県西条市)▽「お前の親になったる」草刈健太郎(大阪市)▽「墓仕舞い」荒川れい子(千葉県市川市)▽「阿波の福おんな」安部才朗(島根県隠岐の島町)▽句集「峡(かい)の畑」石井美智子(秋田県五城目町)▽「イタイイタイ病と戦争―戦後七五年忘れてはならないこと―」向井嘉之(富山市)▽「モリノコ」黒瀬麻美(松山市)