<評伝>究極の話芸、実直に 柳家小三治さん死去

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 まじめに生きる姿は、どこか滑稽だ。人間のそんな本性を、柳家小三治さんは噺(はなし)で突き詰めた。「夏どろ」では、長屋へ盗みに入った泥棒が、相手の極貧ぶりを聞くうちに有り金を全て出さざるを得なくなる。人の良い泥棒が「こんなはずじゃないのに」と困り果てていく様子は絶妙だった。

 入門時…

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