(日曜に想う)隔てる壁より、包み込む屋根を 論説委員・沢村亙

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 じぶんは何者? 僕はだれ?

 そんな実存的な自問に胸がざわついたのは多感な10代だったか。就職活動で自己アピールに腐心していた頃か。

 年齢を重ね、多少なりとも処世の術(すべ)を覚えた。居場所も増え、したたかになった。“ジャーナリストの自分”と“朝日新聞社という組織に所属する自分”の折り合いをつけ…

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