(文芸時評)少女小説の変遷 想像力の翼を広げる妹たち 鴻巣友季子

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 国内外の「少女小説」が豊作だ。その豊かな水脈の混交を見るに、18世紀頃の「少女小説」から遠くへ来たものだと思う。当時、英国の男性作家たちは、忍耐強く従順な娘は幸せになり、反抗的でおろかな娘は悲劇の結末を迎えるという教育的な話を書いていた。今の読者には、「マンスプレイニング」(男性が女性を下に見て説…

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