「人びと」が作り出す「現実」とは 大佛次郎論壇賞受賞に寄せて 益田肇さん

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 1995年夏、私は自転車に寝袋とテントを積みこんで中東諸国を旅していた。当時は、それまで順調に進んでいた和平交渉が話題になっていた。しかし、現地の人びととの出会いを通じて気付かされたのは、相互理解と平和共存への願いというより、不信、反感、憎しみの根強さ。その旅の直後、イスラエル首相が暗殺され、その…

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