甲子園「ノーゲーム」や「降雨コールド」なくなる 今春から「継続試合」導入

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 日本高校野球連盟は18日、理事会を開き、春の選抜、夏の全国選手権、全国軟式選手権の各大会に、雨などで試合が中断した場合、翌日以降に続きを行う「継続試合」を導入すると発表した。今春の第94回選抜大会(3月18日開幕)から適用される。▼スポーツ面=負担軽減狙う

 これまでは降雨などで、高校野球の試合が成立する七回終了より前に打ち切られると「ノーゲーム」に、試合成立後に打ち切られると「コールドゲーム」になっていたが、今後はともになくなる。都道府県大会などへの導入は、各地方高野連などの判断に任せる。

 ゲリラ豪雨の増加など近年の気象の変化を踏まえ、選手の負担軽減や安全なプレー環境の確保を図るため日本高野連が議論を進めていた。昨夏の第103回全国選手権では降雨によるノーゲームが2度、コールドが1試合あった。ノーゲームは翌日以降に一回からやり直すため、選手には負担になる。1週間で500球以内の投球数制限がある投手は、ノーゲームでも投球数はカウントされるため、他チームに比べ不公平になる可能性を指摘されていた。

 コールドも継続試合の対象とし、九回までプレーする機会を確保した。選抜、全国選手権、全国軟式選手権には得点差コールドは適用されていない。

 また、主に投手のけが防止のため、従来より打球速度を抑えた金属製バットを今季から導入することも決まった。2年の移行期間を設け、2024年春から完全移行となる。(山口裕起)