(日曜に想う)和ちゃんの原爆を語り継ぐ 論説委員・沢村亙

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 この夏も語ろう。いや、いまこそ戦争を、しっかり語らねばなるまい。

 昨夏の私の本コラムで、15歳の時に広島で被爆した体験をつづった母の手記のことを書いた。

 母方の家の墓は爆心にほど近い広島の寺町にある。近い親族に落命者はいなかったが、祖父母らの墓参りに訪れるたび、胸を突き刺す光景に行き当たる。

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