<お知らせ>次の連載小説は今村翔吾さん 8月15日から 挿絵は北村さゆりさん

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 多和田葉子さんの連載小説「白鶴亮翅(はっかくりょうし)」は14日で終わり、15日から今村翔吾さんの「人よ、花よ、」が始まります。

 今村さんは1984年、京都府生まれ。2017年に作家デビュー。次々と作品を発表し、20年に「八本目の槍(やり)」で吉川英治文学新人賞、「じんかん」で山田風太郎賞、今年2月には「塞王(さいおう)の楯(たて)」で直木賞を受賞しました。いま最も勢いに乗り、新作が待たれる歴史小説家の一人です。

 「人よ、花よ、」は南北朝時代の武将、楠木正成(くすのきまさしげ)の長男正行(まさつら)を主人公にした歴史小説。合戦ありロマンスありの物語で、新たな「太平記」を打ち立てます。

 挿絵は、今村さんのデビュー作「羽州ぼろ鳶(とび)組」シリーズでもタッグを組む日本画家の北村さゆりさんが担当します。題字は、北村さんの実兄で書家の北村宗介さんです。

 ■作者の言葉

 依頼は2年以上前のこと。当時、まだデビュー3年の作家に歴史ある連載の紙面を任せようというのだから耳を疑った。この期待は裏切れぬ。2年の間にさらに実力を磨き、叶(かな)うならば実績も重ねたいと思ったものだ。今、足りるかと訊(き)かれても判(わか)らない。が、この作品に賭ける想(おも)いは日に日に増していることは確か。主人公は南北朝期の英雄楠木正成。ではなくその子、楠木正行である。彼と同じく乾坤一擲(けんこんいってき)この題材に臨む。