(天声人語)77回目の原爆忌

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 豆がいつもとちがう実り方をした。これは戦争に勝つ兆しだと、広島に暮らす正田篠枝(しょうだしのえ)は知人に言われた。1945年8月5日のことで、後に短歌にこう詠んでいる。〈今は哀れ 原子爆弾うけし 前日なり 勝つとう流言に われら依りしが〉▼翌6日に原爆が落とされ、正田は肩に傷を負った。避難した先で…

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