(明日へのLesson)第1週:ブック 現実動かす道徳の力、予見 『永遠平和のために』
「永遠平和のために」。昨今の国際情勢からみれば非現実的としか思えない題名だが、読むと著者の哲学者カント(1724~1804)が、その後の国際社会の歩む方向を極めて正確に指し示していることに驚かされる。
■イマヌエル・カント『永遠平和のために』(1795年)
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書かれたのはフランス革命開始から7…
「永遠平和のために」。昨今の国際情勢からみれば非現実的としか思えない題名だが、読むと著者の哲学者カント(1724~1804)が、その後の国際社会の歩む方向を極めて正確に指し示していることに驚かされる。
■イマヌエル・カント『永遠平和のために』(1795年)
書かれたのはフランス革命開始から7…