図書館の自由、揺るがす「依頼」 国「拉致問題の本充実を」、司書困惑
文部科学省が全国の公立・学校図書館向けに出した1通の依頼文が波紋を呼んでいる。「拉致問題の関連本の充実」を求めるもので、内閣官房が文科省に依頼した。特定のテーマで国が図書館にこうした文書を送るのは初めてという。「図書館の自由を脅かしかねない」。現場の司書たちからは、戸惑いや抗議の声が上がっている…
- 【視点】
図書館と権力の関係について、考えさせられる重要な記事です。異例の事態にもかかわらず、文部科学省の担当者は「図書館の自由を侵害する趣旨ではない」と記事中でコメントしていますが、図書館の自由に対する認識が欠如しているのではないでしょうか。現場の