折々のことば:2572 鷲田清一

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 祖父の中にあったのは、焼ける前と焼けたあと、という区分だった。

 (星野博美)

     ◇

 町工場の連なる東京・五反田の工場地帯で戦時下をしぶとく生き抜いた祖父。彼が遺(のこ)した手記を手がかりに、ノンフィクション作家は、この地の人々が経験した過酷な定めを綴(つづ)る。庶民にとっては戦中・戦…

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