(多事奏論)キノコ採り 仲間と分かち合う山の恵み 長沢美津子
身近な食品の値上がりが続いて、日々の食卓がグローバル化した世界に組み込まれていることを思い知る。勝手なもので、「買う」以外に食べものを手にする手段を持たない心細さをおぼえる。キノコ採りの話を聞きながら憧れを感じたのは、そこに身近な自然から食を得る確かさ、仲間と恵みを分かち合うというローカルな食の世…
身近な食品の値上がりが続いて、日々の食卓がグローバル化した世界に組み込まれていることを思い知る。勝手なもので、「買う」以外に食べものを手にする手段を持たない心細さをおぼえる。キノコ採りの話を聞きながら憧れを感じたのは、そこに身近な自然から食を得る確かさ、仲間と恵みを分かち合うというローカルな食の世…