折々のことば:2660 鷲田清一

有料記事

[PR]

 共通世界は、それがわずか一つの位相のもとで見られるとき、消失する。

 (ハンナ・アーレント)

    ◇

 「共通世界がそもそも存在するのは、その遠近法が多様である場合だけだから」と続く。世界は、相互に隔離された〈私〉の視点や、社会の画一的な視点からしか見られなくなると、バラバラになって崩壊すると…

この記事は有料記事です。残り76文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
今すぐ登録(1カ月間無料)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

連載折々のことば 

この連載の一覧を見る