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 大阪市平野区に住んでいた女性(68)は関節リウマチ、糖尿病、高血圧症など様々な病気に悩まされていました。ひざが痛む上に糖尿病による高血糖で意識を失い入院したのを機に、自宅での一人暮らしは無理と判断、有料老人ホームに入居しました。そこで診察を受けた医師から糖尿病や高血圧症は関節リウマチの治療薬のせいかもしれないと言われました。医師や薬剤師らの協力でリウマチの薬を変え、糖尿病も高血圧症の薬を飲まないで済むようになりました。

リウマチ治療で高血糖 意識失い倒れた

 大阪市平野区の有料老人ホーム「スーパー・コート平野」に住む女性(68)の部屋に4月、薬剤師の藤永智也(ふじながともや)さん(28)が訪れた。

 「ひざの調子はどうですか」

 「ちょっとまた痛むねん」

 両ひざの関節を触って様子を確かめた。女性は関節リウマチで、思うように体が動かない。

 昨年9月、別のホームから移ってきた。以前は印刷会社で画像編集の仕事をしながら、一人で暮らしてきた。友人と旅行に行ったり、趣味の洋裁でニットブラウスなどを自分で仕立てたりもした。

 だが、40代も半ばを過ぎたころ、病気やけがに相次いで見舞われるようになる。47歳で関節リウマチになり、48歳で乳がんが見つかり右乳房を摘出。その翌年、公園を散歩中に石につまずいて転び、肩の骨が折れた。

 乳がんは再発せず、骨折も完治した。だが、リウマチは一生のつきあいになった。痛みも次第にひどくなり、50歳ごろ近所の診療所の医師に、リウマチの炎症を抑えるために、ステロイド薬「プレドニン」を処方してもらった。少しでも炎症や痛みが治まればと、欠かさず飲み続けてきた。

 それから数年後、地域で開かれていた健康相談イベントに参加した。その場で血糖値が測れる無料の検査を何げなく受けた。食事の直後ではないのに血糖値は1デシリットル当たり200ミリグラムほどあった。医師は「血糖値が高いですね」と言った。

 「何か薬を飲んでる?」と聞かれ、プレドニンの名前を告げると「それが血糖値が高い理由だ」と言われた。だが、このことを主治医に伝えず、その後も処方されるままにプレドニンを飲み続けた。

 リウマチは悪化し、60歳を超えると自力で歩くことや立つことが難しくなり、料理も外出もままならなくなった。訪問ヘルパーに食事を作ってもらうようになった。痛みが引かないので、最初は1日2錠だったプレドニンも3錠に増えた時期もあった。

 2015年3月、女性は自宅で意識を失って倒れた。迎えに来たデイサービスの職員が見つけ、総合病院の集中治療室へ。血糖値は600にまではね上がっていた。

 

リウマチ薬で糖尿病に

 関節リウマチの治療を受けながら一人で暮らしていた大阪市の女性(68)は2015年3月、自宅で倒れ、総合病院に運ばれた。

 「血糖値が600まで上がっていました。危なかったですね」。意識が戻った女性に医師は、糖尿病だと告げた。血糖値を安定させるため、毎日自分でインスリンを注射するようになると言われた。

 約2カ月後、市内のリハビリテ…

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