コート駆ける笑顔を、いま 全国レディーステニス決勝大会、あす開幕

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 ソニー生命カップ第42回全国レディーステニス決勝大会(日本テニス協会、朝日新聞社主催)が18、19日、東京都昭島市の昭和の森テニスセンターで開かれる。今大会は新型コロナウイルスの影響で昨秋から延期され、徹底した感染防止対策を講じて無観客で開催する。全国47都道府県の代表が争う例年の形式とは異なり、13都県の代表が出場する予定。

ダブルスの醍醐味、力が10倍にも 日本女子テニス連盟・武正八重子会長

 大会を主管する日本女子テニス連盟の武正八重子会長に、開催への思いやテニスの楽しさなどを聞いた。

 ――どんな気持ちで大会を迎えますか。

 選手の憧れの大会として長い期間開催されてきました。この大会に向けて毎日のように練習をしている方もいます。多くの大会が中止になるなか、この大会は感染防止対策を充分取り開催出来ればと思いました。ただ地域の事情で都道府県大会の開催が難しいところもありました。

 ――選手にはどのように臨んで欲しいですか。

 エントリーしていただいた方には、ありがたく思っています。(緊急事態宣言が出されている状況で)出場したくても出場できない選手もいます。出場する選手には、実力を100%出して悔いのないように、フェアプレーの精神で戦って楽しんでもらいたいです。

 ――新型コロナウイルスの感染防止対策は。

 できる限りの対策を取っています。例えば、大会2週間前から、選手やスタッフが健康管理アプリで検温記録を毎日提出し、日本テニス協会の医事委員会のサポートドクターから指導を仰いでいます。安心、安全にパフォーマンスができる環境づくりを、今年の大会に関わる全員が一つのチームとなって進めてきました。

 ――大会はダブルスのトーナメント形式。ダブルスの面白さはなんですか。

 お互いに協力し合い、あうんの呼吸が必要になってきます。2人のそれぞれの力が、力をあわせると10倍になることもあります。役割分担して1ポイントずつ取っていくことが醍醐(だいご)味です。信頼関係が生まれると、さらに絆も深まっていきます。

 ――武正会長はコーチもしています。伸びる選手の特徴は。

 子どもでは、負けず嫌いの性格の子が伸びます。思うようなプレーができないと、悔しがって練習するからです。大人でもそうですけど、研究熱心でトライする姿勢を持つ人も伸びます。「これをやってみて」と教えたときにできなくても、努力してできるようになれば、その技術は体が覚えています。地味な反復練習でも自分で考えてやっていくことが伸びる要素です。

 ――しばらくテニスから遠ざかっているけど、再びプレーしたいという人も多いです。助言はありますか。

 学生の時にプレーしていて、もう一度プレーしたいという方はいます。そういう方はウッド(木製)ラケットでも持ち出して、コートを探して欲しいです。スポーツは勝ち負けだけではありません。ボールを追いかけるときの気持ちは学生時代にプレーしていた人はよくわかると思います。テニスは健康に良く、長生きできるスポーツとも言われています。

 ――コロナ下での大会開催になります。

 開催するにはいろんな方のお力を借りました。この状況下だからこそ、万全の感染防止対策のなか、元気に笑顔で、心身ともに健康になるスポーツとしてテニスをしてもらいたいです。こういう時期だからこそ、スポーツはより意義のあるものだとも思っています。(聞き手・堤之剛)

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 たけまさ・やえこ 1947年11月生まれ、神戸市出身。中学からテニスを始め、武庫川女子大卒業後は旭化成で勤務。現役時代は全仏、ウィンブルドン選手権に出場。現在は、むさしの村ローンテニスクラブ(埼玉県加須市)のヘッドコーチとして指導。日本テニス協会副会長も務める。

パートナーと心と技を合わせ/全力で楽しんで、盛り上げて

 今大会の開催にあたり、女子シングルス元世界ランキング4位の伊達公子さんとダブルスで活躍する柴原瑛菜選手にメッセージを寄せてもらった。

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 <伊達公子さん>

 女性アマチュアテニスプレーヤーにとって「ソニー生命カップ全国レディーステニス大会」はとても意義ある大会だと思います。

 この1年はコロナ禍における様々な問題があったことと思いますが、それでも細心の注意を払いながらスポーツを諦めずに進めることはとても大切なことだと思います。

 ダブルスにはダブルスならではの楽しみ方があります。パートナーと心と技を合わせながら、自分たちにあったプレーを組み立てていくのも魅力の一つでしょう。悔いのないようにベストを尽くして下さい。

 私自身も皆さんに負けないようにまだまだチャレンジしていきたいと思います。

 本大会が成功されますことを心より願っております。

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 <柴原瑛菜選手>

 「ソニー生命カップ全国レディーステニス大会」は国内最高峰と言われているアマチュア女子テニス大会です。各都道府県大会で激戦を勝ち抜き、全国決勝大会での“優勝”を目標に、日々努力を積まれている事と存じます。

 今年度におきましては誰も想定できなかった新型コロナウイルス感染拡大の影響で、大会日程の延期もございましたが、このような状況下であるからこそぜひ本大会を通じて、選手である皆様に全力でテニスを楽しんで頂き、テニス界はもちろんスポーツ界全体を盛り上げて頂けたらと思います! 私自身も皆様に負けない様、グランドスラム優勝という大きな目標に向け、練習に励みます!

 本大会の成功と皆様のご活躍を心よりお祈り申し上げます。頑張って下さい!!

試合方法・出場資格

 女子ダブルスの団体トーナメント。都道府県大会で正式に決定された選手が参加し、今大会は新型コロナウイルス感染防止対策によって無観客開催となる。

 25歳以上で、居住する都道府県からの出場となる。全日本選手権(予選も含む)、全日本学生選手権(本戦出場者、ただし50歳以上の人は可)などの出場経験者は参加できない。本大会で過去に4強以上に入った選手も出場できない。3回出場した選手は3年間出場できないが、その後の出場は、1回目出場とみなし、過去の出場回数は加算されない。

日程

 第1日(18日) 9時〜 1回戦、準々決勝

 最終日(19日) 9時〜 準決勝、決勝、3位決定戦、表彰式(予定)

会場

 昭和の森テニスセンター

 ◆大会結果を速報

 大会結果を朝日新聞デジタルに掲載します。アドレスはhttps://www.asahi.com/sports/events/sony-ladiestennis.htmlです。また、大会ホームページ(http://www.zenkokuladies.jp)別ウインドウで開きます、フェイスブック(https://www.facebook.com/zenkokuladiestennis)別ウインドウで開きますもご覧ください。ユーチューブ(https://youtube.com/channel/UCrnynNuuAhxW1zJR6HyNX_w)別ウインドウで開きますではメインコートでの数試合の様子も配信します。