私にとって橋本治とは、ひらかれた文章を書く人であると同時に、無類に話のおもしろい人だった。一九八三年に、新潮社の駆け出し編集者として初めてお目にかかって以来、事務所のテーブルをはさんで話をうかがうことが、原稿をいただくに等しい喜びだった。…[続きを読む]

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