日本の未来を構想するためのモデルは富山だ――。財政学者の井手英策・慶応大教授は昨年発表した『富山は日本のスウェーデン』(集英社新書)で、3世代同居率や女性の正社員比率の高さに注目し、保守的とされる富山県の家族や地域のあり方を、リベラルを自任する側が学ぶべきだ、と主張して波紋を呼んだ。反発は「予想していた」と語る井手さんは、2017年の衆院選で民進党のブレーンとして政策作りに携わり、「オール・フォー・オール」を提唱したことで知られる。なぜ今、富山をスウェーデンと重ねるべきなのか。話は目指すべき社会像から政治の対立軸までに及んだ。…[続きを読む]

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