未知の言葉だらけにもかかわらず、不思議とすらすら読めてしまう。作家、酉島伝法(とりしまでんぽう)さんの新刊『宿借りの星』(東京創元社)は、そんな奇妙な体験へと読者をいざなう。独自の造語をふんだんに使って人類以後の意識を描き、日本SF大賞を受賞したデビュー作『皆勤の徒』から約6年。満を持して放つ初長編で、さらなる洗練を見せた。…[続きを読む]

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