亡くなった私の母は60年にわたって地域で内科・眼科の「かかりつけ医」をしてきました。今とは異なり地域で認知症を支える制度もなく、母自身も地域で診療所をやっている限り外来診療の合間に往診をすることが当たり前だと思っていました。私の記憶にある母は、診療室で患者さんを診ているか、自転車に乗って患者さんの自宅に行っているか、どちらかのイメージしか残っていません。かつて医師は患者さんの日々の生活をつぶさに見ていましたが、今は少し事情が違います。…[続きを読む]

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